新型コロナウイルス感染症が最初に発見されてから3年以上の歳月が経ち、ようやく日本もコロナ禍前の日常を取り戻してきました。短縮時間制限のない飲食店の利用や、旅行キャンペーンを喜ぶ一方で、在宅勤務が終了することに対して不安を感じるという方も一定数以上いるのが現状です。在宅勤務を終了させる企業の理由としては、「サボりがいても在宅勤務のため把握しづらい」「業務効率が落ちている」などが理由のようです。そのため、オンラインでのコミュニケーションツールで一定時間以上の会話がない方にして注意を行ったり、常にミーティングツールを繋げたりと、企業によってさまざまな取り組みを行っていますが、その一方で在宅勤務を継続させる企業も多くあります。

その違いとは一体何でしょうか。「サボり」が出ていると考える企業では、実際に業務効率が落ちていればそれは仕方のないことでしょう。もともと入社時には誰もが出社が当然だと考えていたため、在宅ワークが打ち切られたからと言って会社に非があるとは言えません。一方で、サボりの有無を気にせず、出社も在宅も個人に任せている企業もあります。

そのような企業のほとんどが「成果主義」であると言えます。つまり業務が滞った場合にも本人に責任があり、上手くいっている場合もまたその人の成果なのです。そのような企業では成果を出さなければクビを切られることもあり、主に外資企業に見られる傾向ですが、サボることを前提とした人が出にくい構造なのです。

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