在宅勤務の敵は、誰もが想像する通りサボりです。自宅にいて一人かせいぜい家族しかいない環境と、他人が大勢いる環境で同じ気持ちでいられる訳がありません。しかし監視態勢にも限界があり、常にビデオ通話を付けておく事や5分ごとにチェックするなどすると、逆に業務効率が落ちてしまったりもします。責任のある立場であるほどサボりは発生しなくなるため、出来るだけ業務内容で集中せざるをえない環境を作りたいものです。
ただ、働く側にとっても言いたい事があるのは間違いありません。せっかく在宅勤務なのですから、スーツを必須にしないで欲しいとか、細かい時間確認をしないで欲しいといったものです。一日にノルマややらなければならない作業がある場合、その比重を多少調整したところで、最終的に終わらせれば構わないではないかという話でしょう。午前中少し低速であっても、後半で追い上げて提示までに終わらせれば同じなのですから、これはサボりではないと考えています。
サボりが周りに伝搬してしまうと問題ですが、作業内容によっては個々のもので営業が出ない場合も多いのです。在宅勤務のメリットをいちいちなくしてでも報告したりするのは、非常に嫌がられるでしょう。場合によっては条件を提示し、細かくチェックしない代わりにノルマを少し上乗せするといった交渉もあるかもしれません。これは恐らく多くの人が飲む条件で、多少の増量があったとしても自分のペースで仕事をしたいと考える人が多いはずです。